雪の比重について

雪は水が結晶化したものである事はみなさんはご存知のはず・・
では、比重はどうでしょう。
降雪地域によって違いはありますが、北海道でいうと降った直後
新雪)は1センチ降雪で1kg/㎡、密度では0.1となります。
(水の密度を1と考えると分かりやすいと思います)
しかし実際には、雪は積もっていくと自重で圧縮されて更に
重くなります。
こしまり雪と呼ばれるものでは、密度は0.3
道路脇に溜まった雪は密度0.5、更には一度融けて再凍結したものは
密度0.7程度まで重くなります。
北海道の雪がパウダースノーと呼ばれスキーやボードに
適しているのは、気温が低く雪質のキメが細かいからなのです。
では、住宅での積雪荷重はどうでしょう。
建築基準法では多雪地域では密度0.3、一般地域では
密度0.2としています。
簡単にいうと多雪地域は、1M積雪で300kg/㎡ですね。
カーポートやガレージも建築物なので
カタログで記載されている積雪強度は密度0.3で計算しています。
最近は単位が変わってkg/㎡からN/㎡(ニュートン)ですが
単純にkg/㎡を9.8倍にするとN/㎡(ニュートン)になります。
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